〜地域の特徴から見た男性の「地域・子育て」参画に関する調査〜 要旨
(福岡市男女共同参画推進センター・アミカスの2004年度市民グループ調査研究支援事業)

◆調査概要
 調査期間:2006年7月
 調査方法:
 福岡市立小学校144校、中学校68校、養護学校6校の学校長及びPTA会長宛に調査票を郵送
       「会」があるところに関してはその関係者が記入
       「会」がないところは学校関係者が記入

  回答数:89 (回答率 40.1%)
  小学校 59(回答率 50.0%)  中学校 26(38.2%) 養護学校 4(66.7%)
       「おやじの会」あり 45
       「おやじの会」なし 44 
 

@おやじの会の結成状況


※未回答校でも2004年の調査で「おやじの会」があると分かっているところを含む
※ 2004年の調査で「おやじの会」がなく、今回アンケートの回答をいただけていない校区に、「おやじの会」が新しく出来ている可能性はあります。

A結成年度



B結成のきっかけ

《小学校》
・学校の参観・懇談は母親の参加ばかり。お父さんももっと学校を知ってもらいたい、子どものことをもっと見て欲しい。出来れば父親の意見を交換し、親しくなれる場があればということで会ができた。
・他校の会に触発されて。
・どこかに所属する事のない任意のボランティア団体として、主としては小学校に子どもが通うお父さんを、地域の方々の協力を頂き、何か子どもに思い出に残る事が出来たらといった目的にて結成された。
・H13年に、ある父兄の娘さんが自宅前で不審者に声をかけられ、やうく難を逃れたことをきっかけに、そのお父さんが中心に自分のパトロールカーを作り、地域住民に声をかけたこと。

《中学校》
・校内での風紀が乱れ、暴力行為が頻発した為。 
・思春期の難しい時に、子育てを母親ばかりに任せておかず、父親も積極的に参加し、また、おやじ同士の交流を深め地域活動にも積極的に参加していきましょう。という趣旨でつくられた。
・敏感で不安定な時期の子供たちに父親が目を向け、学校行事、PTA活動に積極的に参加し、生徒の健やかな成長に寄与するため。
・父親が学校行事、PTA行事に参加し、子どもの学校生活を知ってもらうため。また、父親と教職員の親睦を深めるため。

《養護学校》
・父親同士の親睦と連携をはかるため。

 

C「会」の目的

 

D会員数

E会員は父親に限定しているか


F活動を考える上での重視点

G活動を継続していくための工夫

《小学校》
・あくまでもボランティア団体であることを維持していく。当然参加されているメンバーも仕事があるので参加が義務、強制にならないように会員制度をとって経費処理を行う事。
・ホームページ等を使った潜在会員への情報伝達。
・学校外での親同士のコミュニケーションの場として無理をしないこと。
・何事も人任せにしないこと。そして、家族ぐるみのレクレーションを楽しんで、お互いの理解を深めていくこと。
・きらくに参加できるようにする。
・連絡を密にすること、携帯電話だけでなく、情報などをメールで連絡している。
・無理しなく自分達で活動できる範囲で行っていく事。会員一人一人の意識向上。
・父親が参加しやすいように、その家族(母親、子供)を巻き込む雰囲気づくりや母親をいたわる場の設定が大事だと思う。
・夕方から集まる定例会では、お酒やつまみなどを利用し、意見を出しやすい状況にしている。
・会合を定例化し、合わせて1000円の会費での懇親会を毎回行っている。 スクールデーで、親父の会紹介パネル展示を実施。
・お父さん同士の交流とお母さんたちへの認知。
・まだ自主的に活動ができる状態ではないので、そうめん流し、「月見の会」「花見の会」月一度の定例会、お酒をくみかわしながら親睦を深めている。またPTAのOBの方が積極的に参加してもらって、行事など一緒に活動していただいている。
・月例のパトロールを中心にしています。今年からサポーター制をとりつつある。

《中学校》
・情報交換のため、定期的な懇親会を持っている。
・定期的に学校側から生徒の実態や学校の現状を提示し、協力体制を確認し合っていく。
・活動への呼びかけは、おやじの会に入会している会員だけではなく、PTA会員にもしている。PTAとの連携を強化している。
・ソフトボール大会などで父親同士の親睦を図りたい。
・教師との協力していると定着する。
・あまり無理をし過ぎない。
・おやじ同士が早く仲良しになれるようにすること。(お互いの顔と名前が一致できれば、友人かは早い。)そうすれば、おやじの会活動に参加する時の足が軽くなり参加も増える。交流会(酒飲み、ソフトボール)などは、一つの良い手段だと思う。
・3年目にして、立て直しをしようと頑張っていますが、人集めが大変です。今、学校、PTAと仲良くしてお互い助け合う努力をしている。
・OBにも積極的な参加を呼びかけている・中心になってやっている人がいる。


H活動資金は

PTA所属のところは、PTAの予算から 2万〜10万
《助成金で》
・昨年は福岡市未来課の夢応援事業参加にて6万円の補助金
・市やる気応援事業補助金
・さわやか子ども広場
《バザーで》
・おもに毎年の出店を行い、売上げで年間の運営資金にしている。
・自前で、バザーや催し物時に模擬店を開いて、収益をあげている。
・活動により得られる収入を活動資金としている。
・バザー等の収益金を充てる予定
・校区夏祭りでの出店による売上金
・友愛バザー出店による収入
・バザー収益 個人協賛等
《そのほかで稼ぐ》
・育成連の夜間パトロールに参加し、そこで得た報酬(1000円/人)を集めて、資金にしている。
《参加費を徴収》
・開催時参加費として100円、懇親会500円〜1,000円
・各種イベントの会費で運営している。
・会合・イベントの都度、参加費として徴収している。
・自己負担
・年1回の友愛セールの収益金と、親睦会会費の一部。
・集まりごとに実費

I運営の問題点

《小学校》
・いろいろな職種なので、全員参加することが難しい。
・なかなか会員が増えず小学校を卒業したお父さんに協力していただきかろうじて運営している。
・小学校の父兄を中心に構成されているので、次代を担う人材の育成を。(転勤が多いため)
・事業中心となっているため、マンネリ化しつつある。中心的に活動している人が転勤などで転出するため継続の計算ができない
・会員の若返り、年金が高くなった。
・予算取り(活動費)。若い親を会員に勧誘していくか(20歳〜30歳前半)。
・人材確保、掘り起こしの難しさ。
・任意参加の会なので組織として働く場合に、参加見込みが立てにくい。回数も多くなってきており、連絡出欠確認だけでも大変な作業になる。
・世話人代表以外、役割分担が出来ていない。
・まだまだオヤジの会への参加者が少ない。運営資金が少ない為、T-シャツなどをつくる事が出来ない。運営資金をつくるためバザーを充実させたい。
・基本的に自主参加としているため、参加人数の把握が非常に難しく、参加する実活動人数が毎回決まっていること。また、他団体よりおやじの会が発足したため負担が増えるのではないかと少し敬遠されていること。
・自主的に動けるようにする。
・運営するメンバーが絞られてきており、どうしても中心となるメンバーと、参加のみするメンバーとの意識の差が大きくなっている。
・活動参加が固定化されがちなので、どなたでも気軽に参加できるように参加を促したい。

《中学校》

・学校からの要請が無いときに、自主的な活動が見られない。
・父親の参加率の悪さ
・PTA組織そのものの意識が問われだした。男女とも参加減少傾向大。
・運営資金がない
・みんな仕事があるので、会員のわりに行事参加者が、少ない。
《養護学校》
・会を催すときに、PTA全会員に案内状を配布しており、1つの会として成熟しているとはまだいえない状況にある。

※ 報告書をご希望の方は、男女・子育て環境改善研究所info@kosodate-npo.jpにご連絡下さい。(要送料)
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